「せんせー、なんで勉強やらなきゃいけないんですかー?」
純粋な疑問なのか困らせようとしているのか。
さて、この質問にどのように答えていますか??
- 大人になって困らないようにするため
- 悪い人に騙されないため
- 将来やりたいことができるようになるため
- あとで勉強しとけばよかった、て後悔しないため
なんか色んな答えを見たことがあるのですが・・・
個人的には
- 将来の学習コストを下げるため
- 一定以上の生活資金を得るのに最も頭を使わなくていいイージーな方法だから
この2点です。
将来の学習コストが下がる??
「将来やりたいことができたときに、勉強してればよかったってなっても遅いんだからね!」
なんかどっかで聞いたことがあるような気がします。言われたことないけど。
正直に言って、『必要に迫られてからでも十分に勉強できる』と思っています。
というか必要に迫られなければ『何を学べば実現可能になるか』の要素が明確になりません。
これを予測できるのは人生2周目の人だけです 笑
それでも学生時代の勉強ってのは『あー、そういやそんなもんも習ったなー』と思い出せるだけで十分な意味があると思います。
- 何を調べなおせばいいのかが明確
- 新規習得よりも理解に時間がかからない
- その後に習得した分野との関連付けができる
これらによって『再学習によりコストが低くなる』ことが大きな意味だと思っています。
これは学問だけでなくて「なんか料理でもしてみるか~」程度でも当てはまるし、「急に仕事で半田付けやることになった」みたいな技能的なことにも当てはまります。
将来使うかどうかわかんないから無駄になるかもしれない → だからやらない
ってのは人生2周目でもない限り判断できません。
よっぽど強烈に「この分野に邁進していくんや!!!」ってのがない限り、いろんなことを雑多に触れる機会ってのは非常に有用だと思います。
勉強しておくと儲かりまんねん
正直、今回言いたいのはこっち 笑
よく言われることと一緒です。
- 最終学歴の取得にかかる必要時間が長いほうが収入が高い傾向にある
- 入学成績が高い学校を卒業したほうが収入が高い傾向にある
ってやつです。学歴に高い低いとかねぇよ、て思ってるので表現に癖がありますが。
なんでこういうことになっているか、てのに対して私見を。
『入社人数の多い企業(大企業≒給料の高い企業)の採用がそうなっているから』
ほな、なんでそうなっているのか?
たぶん、大昔の凄い人が真面目に考えた採用方式をなぞっているからです。
本来、採用というのは
- 経営企画に沿って事業を決定
- 事業企画に沿って職務を定義
- 職務定義に沿って組織設計/制度設計
- 組織設計に沿って人員要件を決定
- 人員要件に沿って人材調査→募集→雇用
てな感じなわけですが。。
なんだか「人員要件の決定」と「人材調査」の部分が怪しい気がしています。
今回は人材調査の話。
前述のとおり、理想は「(人員要件)=(応募人材要素)」なわけですが・・・
応募人材要素はどのように推定するのでしょうか??
- なんらかのテスト
- ポートフォリオ
- 面接
などなどあるわけですが・・・もうひとつ!
『出身校のカリキュラム』です。
「どの分野を」「どのレベルで」修めているか推定する要素になります。
だから指定校なり枠なり学歴ってやつが参照されるんですが・・・
『各学校による人材要素は更新されてる??』
これ、かなり疑問です。
それ以前に自社の人員要件が定義されているかも怪しいですが・・・
これらを真面目にやった大昔の凄い人の手法をなぞってるだけになってな~い??
「そんなこと言われても忙しいねん!!!」は分かりますが、採用活動って将来の自社価値に大きな影響あるけどいいの?
て感じです。
被雇用側としては、さぼってくれてる間にこの仕組みに乗っかっちゃうのがお得だよね、てのが私の考えです。
学校のお勉強はたいして網羅されてない、よ
よく「勉強をしていて損はない」ってのを言う人がいますが・・・
前述の2点においてはそうかもな~って思います。
これらに当てはまらない「特定の分野で活躍する」とか「自分でビジネスをやる」とかだと回り道かもしれません。
まあ学習要綱って世の中を構成しているごくごく一部ですよね 笑
ほな、また!!
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