『AI』ってやつ、そろそろ理解したくない?

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世の中AIに対して日々いろんな意見をみます。

  • AIの活用でより便利な〇〇を
  • 〇〇な問題をAIで解決

みたいなものから

  • 〇〇についてAIに聞いてみた
  • AIとブレストしてみた

みたいなものもあれば

  • AI許さん!
  • AI使うなんて信じられない!

などなど、ほんと様々です。

ところでAI(人工知能)って何?

AI(人工知能)って、どのようなイメージでしょうか?

一応、一般的な説明としては『人間の知能を模倣する技術で、様々なデータや情報をもとに学習しながら問題に対する出力をする技術』のようです。

『人間の知能を模倣』
『様々なデータや情報をもとに学習』
『問題に対する出力』

このあたりがどういうことか、イメージできてなくて「なんでもかんでもAIでやればいいじゃん!」な人もいます。

あんまり正確な表現ではないですが、ふわっとイメージが伝わるよう説明しようかと。

人間の知能を模倣

人間の知能って具体的なんやねん、て感じですよね。

AIにおける人間の知能ってのは『正誤判定』のことです。

色塗りしてて線からはみ出したらアウト、はみ出てなければセーフ、みたいなやつです。

こういうのを『教師あり学習』なんて言ったりします。はっきりと正解不正解が分かるやつです。

ただ、人間の正誤判定って結構曖昧なんですよね。

「なんか味があるからこのはみ出しはセーフ!!」

みたいな。線から出てるのがはみ出しか否か、が定義されてないパターンですね。

こういうのを『教師なし学習』なんて言ったりします。正解不正解がふわっとしたやつ。

あとは同時に情報を処理することで判定が変わるときもあります。。

猫、と一口に言っても、可愛い猫・かっこいい猫・ぶちゃいくな猫

構成する要素はほぼ同じはずなのにちょっとした外形や配置によって判定が変わったり。

猫、だけじゃなくて追加情報なんかがくっつくとAIってのはちょい苦手が増えてきます。こういうのを次元が多いだの少ないだの言います。

この辺りを『大多数が同意する判定』ってを正とするのがAIってやつです。。

様々なデータや情報をもとに学習

さあいよいよふわっとしてきました 笑

様々ってなんやねん!?学習ってなんやねん!?!?

ざっくりまとめると『判断基準の作成』です。

分かりやすくラベル付けされているものは学習データとして分かりやすいですよね。

これは人間の絵です、みたいな。

でもって大量に絵を用意して、ある要素だけを取り出して比較することで「ほな人間ってのはこれらの特徴を持った集合なんだな」という判断基準を作り出すのがAIの作用の一つです。

人間の絵、とは言われてないけど見せられた絵の特徴を拾っていくとどうやら人間っぽいな。

みたいなものもデータとして取り込んでいきます。

結果、雑多な「人間の絵」データが集まって様々なパターンたいして「人間」と判断できる特徴が収集されます。

特徴を収集したらじゃあ「自分(AI)は人間を判断するのにこれらの基準に沿って実行します!」が決まっていきます。

これが『判定基準の作成』です。

問題に対する出力

使ったら何が起こる?ってことです。

『この画像から猫だけを表示させたい』という問題に対して「判定基準に沿って」「猫という正誤判定をして」正の部分だけを表示させる。

結果『猫だけが自動で切り取られた絵』が出力されます。

う~ん、AIっぽい!!

じゃあ『猫の絵を描いて』という問題はとりあえず絵を描いて「判定基準に沿って」「猫という正誤判定をして」、違う部分は削除してもう一回絵を描いて・・・を繰り返して出来上がったものは猫という特徴量をふんだんに含んだ絵になります。

まぁ、猫って言ってもらえるやろ!!が生成されますね。

AIってやつへの過剰な期待

さて、まとめるとAIってのは「判定基準」を作って「正誤判定」をする装置です。

副産物として何某かの出力もできますよ、てなもんなんですが・・・

この副産物がめっちゃ便利に使えちゃうんすよねぇ。。

だってめっちゃ膨大な情報を持ってて判定基準を作れて正誤判定をできる人間って、それ超優秀な人じゃん。。

だからこそ「なんでもAIで解決じゃ!」てなっちゃうのも無理はないかなぁ、て感じです。

でも注意したいのは『「判定基準」を作って「正誤判定」をする装置』でしかないんです!

判定基準は使用者の意図に沿って設定されているの??は十分に注意する必要があります。

ようは学習の過程でデータが足りてない、とか偏ったデータだけが集まっているとかですね。

よく「AI使って事業に活用したいんだよね~」を聞きます。

もちろん有用な事例もありますが、活用分野によっては「自社のノウハウを捨てる」行為でもあります。

だって大多数のデータとは異なるデータなので。

「差別化」が事業の強みなのであればなおさら繊細な扱いが必要になりますよね。

アンチAI

芸術分野の人に多い気がします。

気持ちは分かる!!

でも何に嫌悪感があるかちゃんと表現しよう!!!

構図やらなんやらの「特徴量をふんだんに含んだ生成物」てのに芸術としての意思を感じない、みたいなことでしょうかね。

あとは自分の作品を特徴量としてとらえる学習データとして捉えんなや!!ってとこでしょうか。

わかる!

でもデジタルで取り扱ってるひとは少なからずAIって使ってると思うんすよ。

最初に例として挙げたけど「線からはみ出した部分を消す」みたいな。

それには嫌悪感はないよね?AIだよ??

AIってのは便利だし不便

大多数の共通見解みたいなものをぶれることなく出してくれるAIってやつ。

「みんながそう言っている」が得意分野なので日本文化と非常に相性はいいですね。

うまく使えば有用なのは間違いないです。

これまではデータ収集・分析・まとめ、てのにアホのような時間かけて自分でやってのに「ほいっ」て出力してくれるんだから。

反面、判定基準を上手く把握していないと活用意図とずれた出力がされ続けてしまいます。

AIってやつに対して感情だけじゃなくて、軽くでいいから理解して理性で付き合いたいものです。

ほな、また!

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