SNSでちょいちょい見かけるんですが
「給料は売上、利益から出てるんだからそれを意識して日々の業務しろや!」
と言ってる経営者、賛同している方々がいます。
まあ、精神性はそうだと思うし継続的な事業活動においてド正論なんですが・・・
『その意図どおりに制度を設定して従業員に伝えていますか??』
てのが個人的な意見です。
給与規定ってどうなってる??
数社勤めて雇用契約やら給与規定やらを何種類か見てきたわけですが・・・
- 労働時間の規定
- 時間外労働時の給与規定
- 休日労働の給与規定
- 外出/出張時の給与規定
- 特別支給規定
- 懲罰規定
こんなもんすかね。
で、このなかに「売上/利益連動の規定」ってのは見たことないです。
賞与規定くらいっすかね??
「給料は売上、利益から出てる云々」という考えと、給与規定の実態は整合性がとれてないんです。
ここの意思と実態の乖離が雇用側と被雇用側の一部で意見の違いが出ちゃってる部分だと思います。
「給料は売上、利益から出てる云々」VS「そんなもんは経営側の仕組みづくりで被雇用側は設定業務をやるだけだ」ってやつですね。
給与体系と職務定義
給与体系の定義で、給与レンジによる業務規程ってのがあったりはしますが・・・
そこで「一定以上の給与を得るのためには売上、利益を考えて業務遂行すること」ってのがあるからちゃんと伝えとるわい!
てのもまたちょっとひと悶着あります。
「職務与えられたらやるよ」と「やったから職務与えてね」、てやつです。
言い換えれば「やらせてねぇんだからやらねぇよ!」、「やったからには給料もらえるんだよね?」ですね。
これに関しては『雇用側が人事制度を正しく運用しているなら』双方納得すると思います。
人事規定と職務規定にギャップがあるなんて運用になってないよね? ね??
結局お給料はどこから?
「給料は売上、利益から出てるんだからそれを意識して日々の業務しろや!」の主張ですが・・・・
極論、「売上・利益がなければ給料なしだからな!!」と同義だと思っています。
経営側から提案している雇用契約ってのがそうなってないのに(法律上むりなんですが)、その主張はちょ~っと乱暴だよね。
というのが自分の意見です。
やらせたいならきちんと『職務規定と人事規定を意図通りに整備』しましょう!!
ほな、また!
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